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病気になる人、ならない人 その見逃せない法則 (ソフトバンク新書 47)これは宗教書?
 この本は、

・西洋医学では治せない病気が多い。ほぼ完全に治癒できるのは抗生物質による感染症治療と一部の外科治療だけ。多くの場合は、出ている症状をおさえる対症療法にとどまっている。

・病気になる人には、病気になりやすい性格をもっていたり、過大なストレスを受けている場合が多い。反面、病気(癌など)が治る場合は、これまでの人生をリセットして、こだわりを捨てることができた場合である。病気を治そうとすると、その意識にとらわれることになり、かえって治らない。

というようなことが書いてある。



 たしかにストレスを溜め込んだりすると常識的に考えても体によくなさそうである。また、ストレスにより免疫機能が実際に落ちているなどの本もよく目にする。しかし、この程度の内容を新書1冊にわたって延々と書き連ねるのはどうかと思う。

 しかも著者は医者であるにもかかわらず、科学的態度に欠けていると言わざるを得ない。たとえば、「右胸の乳がんと左胸の乳がんでは、ヒアリングの結果、病に至る生活状況や性格に違いがみられる」というようなことが書いてあるが、少ない事例について、誘導的な質問方法を行いながら、そんな結論を導いて大丈夫なのだろうか。



 本書は「こだわりを捨てて生きれば、体によく、楽しく暮らせますよ」ということが書かれた宗教書として読むべき本です。

 医学書や科学の本ではなく、「信ずる者は救われる」レベルの本です。




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